ハピスマ大学 (ハピスマ大学は、お金の基本から運用、活用まで「お金のことを学ぶ、あなたと家族のための大学」です。)

「ライフプラン講座」 ライフプランを作ろう

前回の講義で、自分や家族のライフイベントを考えてみました。
ライフイベントには大きなお金がつきものです。 例えば、お家を買うのに必要な頭金500万円は、ひと月のお給料からはとても出せませんので、今月から「頭金用」の貯金をしよう!と、計画を立てるわけです。 でも、イベントは、お家だけでなく、子どものお金や、自分たちの老後のお金も必要です。
じゃあ、どうしたらいいのか?一緒に考えてみましょう。

ライフイベントに必要なお金

ライフプランは、「いつ」「いくら」お金が必要かを考え、目標に向かって貯める計画を立てること。
私達FP(ファイナンシャルプランナー)のライフプランニングは、お客さまの情報から、ライフイベント表、キャッシュフロー表、資産残高表といったデータを作ります。 でも、今回はFPがいなくても、数字が苦手でも出来る、もっと簡単な方法をお伝えします。

「いつ」お金が必要になるか、家族のライフイベントを時間軸に並べてみましょう。 まず、自分の年齢を今年から定年退職、60年後まで書いてみます。 そして家族の年齢も書くと、子どもが何歳の時に自分がどうしているのか、たとえば、子どもが25歳で独立後に夫婦二人で過ごす期間や、夫が平均寿命まで生存した場合に、妻が一人で過ごす期間が何年かということもひと目でわかります。

過ごす期間表(例)

主なライフイベントは、人生の三大支出と言われる、「教育」「住宅」「老後」にまつわるもの。 この他、結婚、出産、海外旅行、車、相続、お葬式、お墓などがあります。

さらに、今いくら貯金があるかを書き足して、マイホームの購入時期や、車の買い替え時期をイメージしてみます。 たて軸がお金で、よこ軸が時間になります。

ライフプラングラフ

どうですか?右肩上がりに貯金が増えそうにないことがわかります。

Point!「まず、家族のライフイベントを時間軸に入れてみよう。」

先ほどの家族は、子どもは高校までは公立、大学は私立と考えているようです。 今、貯金が1,000万円ありますが、車を購入予定で、子どもが小学校に上がる前にマイホームを買いたいと思っています。 老後は夫の退職金をもらったら海外旅行に行って、いずれ老人ホームに入り、亡くなったときは、お葬式もするけれど保険金が受け取れるのでマイナスにはならない、そんなライフプランです。

さあ、人生のライフイベント、本当にこれだけでしょうか?
車の買い替え年数は平均11年です。 あと3回は車を買うでしょう。マイホームを買った後はメンテナンスが必要です。 10年に一度は、外壁の塗り替え、15年に一度は給湯器の買い替え、20年後、30年後は水まわりのリフォームも必要です。 もう一人家族が増えることを望んでいるなら、これもプランに入れるといいですね。

より正確なグラフにするには、毎年いくら貯金が増えているかを考えます。 貯金ができない状況なら、将来のライフイベントのために貯めるお金はありませんので、グラフは右肩下がりになります。 ぜひ、収入アップやキャリアアップを積極的に考えましょう。

毎月黒字になっている家計は、将来のライフイベントまでに、そのお金が貯まるかどうかを考えます。 教育費は大学入学時までに300万円は貯めたいもの。 子どもが1歳の家庭は、毎月1万5,000円ずつ貯めれば、国公立大学の4年間の学費はカバーできます。

同じように、車の買い替えで11年に1度200万円かかるとすると、ひと月1万5,000円、ゆとりある老後のために、
年金では足りない分がひと月10万円なら、女性の平均寿命まで必要なお金は10万円×12カ月×26年=3,120万円。 退職金が2,000万円あるので、1,120万円を25年で貯めるとすると、ひと月3万7,000円です。
いずれも、金利を考慮していないため、預ける金融商品次第ではもう少し貯めるお金が少なくなります。

Point!「ライフイベントまでに毎月いくら貯めればいいか考えよう。」