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STEP3 使う 第10回 家計費の理想割合を意識する

ショウ・ロウ・トウの分類で、ショウ(消費)やロウ(浪費)が多いことが判明したとしましょう。 ロウに分類されたものがムダ遣いであることは、自覚できているはずですが、 ショウについては、何がムダなのかがよくわからないという場合もありますよね。 そんなときにおすすめしたいのが、ショウ・ロウ・トウの枠よりも、 もっと細かい費目ごとに、自分のお金をチェックするというやり方です。

家計費の理想割合と自分の家計の「誤差」を知ろう

まずは、下の円グラフをチェックしてみてください。

一人暮し単身者の場合 親と同居の単身者の場合 夫婦2人の場合 夫婦2人と小学生以下の子どもがいる場合 夫婦2人と中・高生の子どもがいる場合

グラフは、家族構成別に見た家計の理想割合です。私が家計相談を行った5,000人を超える相談者の中で、 家計運営が比較的うまくいっているケースを元に、数字を算出してあります。 この割合に従って予算を組み、その範囲内でやりくりすれば、ムダな消費と浪費を減らし、 理想的な家計を実現できるようになっています。

みなさんも、家計簿をもとに、現在の家計費の割合を計算してみましょう。 もちろん、理想から大きく逸脱している部分もあるはずです。 それが、自分にとって譲れない部分であれば、ある程度ズレがあってもOK。 ただし、原則として削らないほうがいいのが、

1貯蓄 2食費 3保険料

……の3点です。
①の貯蓄は、割合がこれ以下だと少なすぎる場合がほとんどです。 ②食費も、健康的な生活をするには、この程度の割合が望ましいでしょう。 よく、我慢して食べるものも食べないような、極端な節約をする人がいますが、それによって病気になってしまったり、 仕事や生活に支障をきたしては、本末転倒。これは言うまでもなく、絶対にNGです。 また、③の保険料は、学資保険などの貯蓄性を重視した保険ではなく、 医療保険や死亡保険のような保障性の保険についての保険料割合を指しています。 保険料は、同等の保障内容の保険であれば見直すことで保険料の節約をすることはできますが、 保障内容を削ってまで保険料を節約することは、 いざという時に十分な保障を得ることができないためオススメできません。 しかしながら、人生におけるさまざまな不安が膨らみ、あれもこれもと過剰に保障をつけてしまうことで、 家計のバランスを欠いて保険料が家計を圧迫してしまうこともあります。 まずは、想定できるリスクに優先順位をつけることで、保障内容を検討してみましょう。 そして、保険による保障内容と家計における保険料の理想割合を調整してみてください。

理想割合を元に予算を組めば、ムダ遣いは減らせる。