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STEP4 貯める 第14回 「貯められない」にはワケがある

私はこれまでに、数多くの赤字家計を見てきました。 その経験から、貯められない人に共通点があると実感していることは、前回にもお話しした通りです。
それを踏まえて、次のチェックリストを見てください。この中で、みなさんがあてはまるものはあるでしょうか?

A財布、冷蔵庫、部屋のいずれか、もしくはすべてがゴチャゴチャしている B自分(や家族)の給料や、ボーナスが低いことが気になっている C情報収集にはあまり積極的ではない

もうお気づきのことと思いますが、これらのチェック項目は、どれも「貯め下手」さんによく見られる特徴です。 「貯まるココロ」を身につけるためには、これらのチェック項目を改善することが近道なんです。

部屋を片付けたら、家計簿がつけられた!?

順にご説明していきたいと思います。 まず、「財布、冷蔵庫、部屋のいずれか、もしくはすべてがゴチャゴチャしている」。 部屋が汚かろうと、お金の問題とはまったく関係ないような気がしますが、実のところ、根っこの部分はつながっているのです
。 以前お会いしたAさんという女性は、やる気はあるのに家計簿が続かず、貯蓄もなかなか増えないという状況でした。 そこで、いろいろと話を聞いていくと、このAさんは、ゴミ屋敷のように汚い部屋で暮らしていることがわかったのです。
私はAさんに、家計簿はとりあえず置いておいて、先に家を片付けることをオススメしました。 Aさんは首をかしげつつも、それを実行に移したのですが、片付けの後で家計簿を再開すると、今度はすんなり継続することができたのです。
なぜ、Aさんは部屋を片付けただけで、家計簿が続くようになったのか?  片付けによって家にあるものを把握できるようになり、ムダ遣いが減って、家計簿をつけると、それが目に見えるようになったからでしょう。 さらに、「自分もやればできる」という自信がついたことが大きいと思います。

以前の話にもつながることですが、自信があると、人は変われます。 「どうせ何をやってもダメだ」と思い込んでいると、本当に何事もうまく行きません。 自信をつけるためには、お金以外の部分で、まずは成功体験を積んでみるというのも有効なのです。 それには、部屋を片付ける。それすらも大変なら、冷蔵庫や財布といった狭いスペースから始めてみて構いません。 まずは一つ、何かを成功させてみることが肝心です。

現状を冷静に見られない人は貯められない

続いて、「自分の給料やボーナスが低いことが気になっている」。 実感として、貯められない人は「収入」を気にし、貯められる人は「支出」を気にするケースが多いです
。 収入ばかり気にしている人は「貯められないのは収入のせいだ」と考えがち。 実は、調べてみると、ムダな支出もあったりするのですが、それに気付かないことも多いのです。

当たり前の話ですが、「貯める=収支の差額がある」です。 差額があればあるほど、お金は貯まるわけですから、貯蓄するには、今の生活(支出)を見直すことが、何よりの近道なのです。 だって、収入はそんなに簡単に増やせるものではありませんが、支出を減らすことは、それよりは容易なはずですからね
。 にもかかわらず、貯められない人は、収入の少なさばかりを嘆きます。 そして、「今度ボーナスが出たら貯めよう」などと考え、今の支出に目を向けないのです。 逆に言うと、こういう人は、支出にさえ気をつければ、すぐにでも貯められるようになります。

知ろうとしなければ、おトクな情報は得られない

最後に、「情報収集にはあまり積極的ではない」。 貯められない人は、たとえ自分にとって有効な情報でも、積極的に集めようとしない傾向があります。
世の中には、浪費を促す情報があふれていますが、 一方で、節約やおトクな買い物に役立つ情報もたくさん発信されています。 たとえば、携帯電話の料金は、さまざまな方法によって安くすることができます。 それは、雑誌やネットなどで調べればわかること。しかし、自ら知ろうとしなければ、情報は入ってきません。 貯められない人は、いかにおトクであろうと、そうした情報を収集する手間を惜しみがちなのです。
たしかに、情報収集には手間がかかります。しかし、お金を貯めている人は、確実にその手間を惜しみません。 みなさんは、情報をないがしろにしていませんか?  もっとアンテナを張って、情報に敏感になるだけでも、貯蓄のペースに変化が出てくるはずです。

Point! 部屋を片付け、自分の支出の現状を知り、情報に敏感になるべし。