ハピスマ大学 (ハピスマ大学は、お金の基本から運用、活用まで「お金のことを学ぶ、あなたと家族のための大学」です。)

STEP5 殖やす 第18回  安定した投資を始めよう

ここまで、ハピスマ大学では、貯金の基本について講義を行ってきました。今回から始まる「殖やす」というテーマは、貯金がある程度できるようになったという前提の下に、そこから始めるべきこと、持っておきたい視点についてお話ししていきます。そのため、これまでとは、ある意味でガラリと内容が変わるとお考えください。

とはいえ、当然のことながら、世の中そんなハイリスク商品ばかりではありませんし、多少なりとも投資をしている人の大半は、もっと地道な利回りの金融商品を選んでいるもの。選び方さえ間違えなければ、短期間で大損して首が回らなくなるようなことは、まずないのです。
初心者が上手に金融商品を選ぶポイントは、以下の2点です。 高利回りの金融商品はリスクも高いので、高望みしすぎない 買う前に必ず自分で勉強してから買う

金融商品に、ローリスクハイリターンはありません。常にリスクとリターンは比例しています。その点を忘れ、安易に利回りの高さに飛びつくと、痛い目にあいます。世の中、うまい話はないのです。そういう意味では、「投資=コワイ」という初心(?)は忘れず、何でも疑ってかかるくらいの気持ちでいるといいでしょう。

買う前に自分で勉強する、というのも当然の話です。ただ、私がお会いした方の中には、普段はお金を使うことに対して慎重な節約家でありながら、金融商品に関しては「○○さんがオススメしていたから」などの理由で、簡単にポーンと投資している例もありました。もちろん、それでうまく行くこともあるでしょうが、何万円、何十万円という単位のお金を、よく自分で考えもせずに使ってしまうというのは、あまりにも軽率です。ほしいものを吟味して買うときと同じように、否、それ以上に、金融商品もじっくり選びましょう。
慣れないうちは、金融商品の勉強というのも大変かもしれませんが、大切なお金を長生きさせるツールなのですから、きちんと向き合っていただきたいものです。

リスクを取りすぎずに運用するなら、1~3%の利回りを目指そう

先ほど、利回りの高望みは×だとお話ししましたが、それではどの程度の利回りが“妥当”なのでしょうか?
これは人によって意見の分かれるところでしょうが、私自身は年間1~3%程度の利回り(100万円の元手が単純計算で101~103万円に殖える)を目指すのがベターだと考えています。この程度ならば、そこまで高いリスクは発生しませんし、預貯金の何倍(利回り1%でもメガバンクの普通預金金利の50倍!)もの利益を得られます。

お金を殖やすためには、殖えた利息分も再投資し、徐々に元本を大きくしていくといいでしょう。元手がずっと100万円だと、利回り3%で回して毎年3万円ずつしか殖えませんが、利息分をプラスして元手を103万円とし、3%で回せば、翌年には約106万900円。さらにそれを全額投資に回せば、翌々年には109万2,727円となり、利息分を使ってしまうより、お金を殖やせるようになります(この効果を複利効果と呼びます)。

また、投資する対象は一種類である必要はまったくありません。むしろ分散すべきです。今は、積み立ての投資信託が500円から買える時代。複数の金融商品を組み合わせて持つと、 一つの金融商品が値下がりしてもほかで補える可能性があるため、リスクを低減する効果があります
国債、社債、それらを組み入れた投資信託、株式、保険、外貨建て金融商品などなど、世の中にはさまざまな投資対象があります。それぞれのリスクとリターンのバランスを知り、自分のお金を長生きさせる手立てを考えてみましょう。

Point! 投資はすべてハイリスクではなく、安定した運用もできる。