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がん保険の診断給付金(一時金)は必要?がん保険加入前に知っておきたいポイント

公開日:2020/4/23

最近のがん保険では、がんと診断されると一時金が支給される「がん診断給付金」が保障の中心となっています。がんの治療では、なぜ「がん診断給付金」が役に立つのか、その理由と、比較のポイントについて確認していきましょう。

がん保険の診断給付金(一時金)について

がん診断給付金(一時金)とは

がん診断給付金は、がん保険の大切な保障のひとつです。日本でがん保険が広まり始めた当初は、がん保険の保障といえば、入院日数に応じて受け取れるがん入院給付金が保障の中心でした。しかし、最近のがん保険では、入院給付金と診断給付金の両方を基本保障として、そこにその他の特約をプラスする流れへと変わってきています。

がん診断給付金の必要性

がん診断給付金が重要な理由の一つに、がん治療による入院日数の短期化があげられます。日帰り手術や、通院しながらの抗がん剤治療など、長期入院をしないでがん治療を受ける人が増えています。この場合、入院給付金が主体のがん保険では、せっかくがん保険に入っていても治療に必要なだけのお金をもらうことができません。その点、がんと診断されたら「がん診断給付金」が一時金として支給されるがん保険であれば、入院日数に関わらず一時金が支給されるので、どの治療法を選んでも治療による経済的負担をカバーすることができます。

がん診断給付金(一時金)以外の保障について

がん保険には、がん診断給付金のほかにも、さまざまな保障が用意されています。本当に必要な時に、保障を役立てられるように、納得して必要な保障を選びましょう。

がん入院給付金

がん入院給付金は、がんの治療目的で入院したときに、入院日数に応じて給付金が支払われるというものです。1日あたりの支給額は、保険会社によって異なりますが、一般的には5,000円から2万円の間で選べるがん保険が多くなっています。1日あたりの支給額を大きくするほど、保険料も上がりますが、その分手厚く備えることができます。入院1日目から日数無制限で支給されるので、長期入院になったときにもしっかりと備えることができます。

抗がん剤治療給付金

抗がん剤治療特約を付けると、抗がん剤治療を受けた月ごとに「抗がん剤治療給付金」を受け取れます。例えば、仕事を続けながら抗がん剤治療のために通院を続ける選択をした場合、入院していないためがん入院給付金はもらえません。しかし、このケースでも、抗がん剤治療特約を付けていれば抗がん剤治療をした月は給付金を受け取ることが出来ます。長引きがちながんの治療に備えられる安心感があります。

がん手術給付金

がん手術給付特約を付けると、がん治療のために入院して、所定の手術や放射線治療などを受けた場合に、がん手術給付金が支払われます。がんの手術を受けた後で転移が見つかり、再び手術を受けるケースがありますが、こうした場合も手術の回数に応じて給付金を受け取れます。

がん先進医療給付金

がん先進医療特約を付けると、がんの治療の一環として先進医療を受けた場合に、患者の自己負担額を保障してくれます。先進医療は、厚生労働大臣が定めた特別な治療で、健康保険が適用されず全額自己負担となります。高額療養費制度の対象にもなりません。がん治療の先進医療として代表的なものに、陽子線治療や重粒子線治療がありますが、患者の自己負担額が1回あたり300万円前後と高額になります。

退院後療養給付金

がん退院療養特約を付けていると、がんで入院した後に療養のため退院をしたときに、一時金が受け取れます。退院後の通院治療費や交通費としても使えます。


がん保険の診断給付金(一時金)の知っておきたいポイント

受け取れる金額

保険会社や保険商品にもよりますが、がん診断給付金の金額は、50万円から200万円の範囲内で設定されていることが多くなっています。給付金額が大きいほど、保障が手厚く安心感がありますが、その分保険料の負担が重くなると思っていいでしょう。

保障範囲

「がん診断給付金」があるがん保険でも、がん保険の保障範囲によっては診断給付金がもらえないケースがあります。それが「上皮内新生物」です。
上皮内新生物は、上皮内がん、上皮内腫瘍とも呼ばれます。がん細胞が、臓器の表面を覆っている上皮内にとどまっているがんのことで、基本的には、手術でとることが可能で転移がほとんどないと考えられています。悪性新生物に比べると、治療期間も短く、治療費の負担も軽いため、がん診断給付金の対象に上皮内新生物を含めていないがん保険や、上皮内新生物の場合は給付金の支給額を少なく設定しているがん保険も多数あります。保険料とのバランスになるとも思いますが、上皮内新生物も保障の対象としている保険の方が、安心感があるでしょう。

受取回数

がん診断給付金の受取回数には、複数回受け取れるものと、1回のみのものがあります。がん診断給付金を複数回受け取れる商品だと、再発やがん治療の長期化に備えることができて安心感がありますが、その分保険料が高くなる傾向があります。また、2回目以降の支払い条件などもあらかじめ確認しておきましょう。

免責期間

がん保険では、一般的に、契約から90日までは待機期間と呼ばれる免責期間が設けられています。つまり、契約から90日以内にがんと診断されたとしても、がん診断給付金やがん入院給付金等を受け取ることができません。早めの加入を心掛けましょう。


がん保険の診断給付金の目安は100万円

がんの治療にかかる費用の目安

図表1は、がんの治療にかかる費用を部位別に示したものです。

図表1「がんにかかる医療費」
疾病名 平均医療費
胃の悪性新生物 943,813円
気管支および肺の悪性新生物 912,467円
直腸の悪性新生物 956,728円
子宮筋腫 734,915円

図表1の平均医療費は、医療費の総額のため、平均医療費×30%が医療費の自己負担額になります。また、健康保険が適用になる治療であれば、高額療養費制度も利用できます。ただし、このほかに、1日1,260円(一食420円)の食事代や、個室や少人数部屋を利用した場合には、その日数分の差額ベッド代等がかかります。
また、がんの場合は、退院したら終わりではなく、退院後も通院しながら治療を続けるケースが多くなります。治療をしながらの就労となると、収入が減る可能性も考えられます。


診断給付金100万円があれば、治療の選択肢が広がる

入院してもしなくても、がんと診断されれば支給される「がん診断給付金」を用意しておくことで、がんに対しても多様な治療の選択肢を確保できます。上皮内新生物でもがん診断給付金を受け取れるがん保険を選んでおいて、がん検診などを積極的に受けることで、早期発見・早期治療を心掛けていきましょう。

  • ※ 当記事は著者個人の見解・意見によるものです。
  • ※ 当記事の内容は作成日現在公表されている情報や統計データ等に基づき作成しており、将来予告なく変更されることがあります。
  • ※ 当記事を参考にご加入中の生命保険の見直し・解約をされる際には、以下3点にご留意ください。
    • ① 一度解約した生命保険契約はもとには戻らないこと。
    • ② 解約返戻金は解約するタイミングによって、払込保険料の合計額よりも少なくなる場合があること(解約返戻金がない保険商品もあります)。
    • ③ 健康状態によっては新たに保険に加入できなかったり、加入できても保険料の増加や一部の保障が対象外になるなど特別条件付きの契約となる場合もあること。
  • ※ 当社保険商品の詳細につきましては、重要事項説明書/ご契約のしおり・約款を必ずご覧ください。
氏家祥美

■ライター

氏家祥美(うじいえよしみ)

ファイナンシャルプランナー。ハートマネー代表。
お茶の水女子大学大学院修了。
2005年に女性4名でFP会社を設立して実績を積んだのち
2010年よりFP事務所ハートマネー代表となる。
「幸福度の高い家計づくり」をモットーに、
子育て世帯、共働き夫婦の家計相談に豊富な実績を持つ。

www.heart-money.net

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