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保険お役立ちコラム

掛け捨て型のがん保険とは?貯蓄型との違いや選ぶポイントを解説

更新日:2022/08/16

※本記事についてのご注意

がん保険には、保険料がお手頃な掛け捨て型と、解約返戻金がある貯蓄型があります。さらに、掛け捨て型の中には保険期間が一生涯続く終身型があり、貯蓄型の中には保険期間に満期がある定期型が存在します。ここでは掛け捨て型のがん保険の特徴を中心に、貯蓄型との違いなどについて解説します。

がん保険は掛け捨て型と貯蓄型の2つのタイプがあります。掛け捨て型は、解約返戻金が無く保険料がお手頃な傾向があり、貯蓄型は解約返戻金や満期返戻金が受け取れるという特徴があります。がん保険を選ぶ上でそれぞれの特徴を理解しておきましょう。

掛け捨て型のメリット

掛け捨て型のメリットは以下の2つです。

  • ●保険料が貯蓄型に比べてお手頃となる傾向にある
  • ●保障の見直しがしやすい

掛け捨て型のがん保険は、貯蓄型のがん保険と比較すると保険料がお手頃な傾向にあるという特徴があります。

また、がんの治療法は日進月歩で、がん保険も治療法の進化に合わせて進化しています。時代の変化に合わせてがん保険の保障内容を見直したいと考える人には、掛け捨て型のがん保険をおすすめいたします。解約返戻金を気にすることなく、現在加入中の保険の保障内容を見直すことができます。

掛け捨て型のデメリット

掛け捨て型のデメリットは以下の2つです。

  • ●解約返戻金や満期返戻金を受け取れない
  • ●保険期間に注意する必要がある

掛け捨て型のがん保険は、一般的に解約返戻金が全く無いか、あってもわずかです。

また掛け捨て型のうち定期型のがん保険の場合、保険期間に満期があり、満期をすぎると保障されません。

貯蓄型のメリット

貯蓄型のメリットは以下の4つです。

  • ●解約返戻金や満期返戻金を受け取れる
  • ●保障を受けながら資産形成ができる
  • ●契約者貸付ができる
  • ●自動振替貸付を利用できる

貯蓄型のがん保険では、契約者が支払う保険料の一部を運用に回すため、満期のあるがん保険で満期を迎えた場合は満期返戻金、中途解約したときには解約返戻金を受け取れます。そのため、保障と同時に資産形成にも活用することができます。また、保障が一生涯継続続く終身型のがん保険のうち、中途解約をすると解約返戻金を受け取れる場合があるものは貯蓄型に分類できます。

解約返戻金が受け取れる貯蓄型のがん保険は、解約返戻金のうちの一定額まで保険会社から貸付を受けられる、契約者貸付を利用できる場合があります。

さらに貯蓄型のがん保険は、何らかの事情で保険料が払えない、あるいは残高不足で支払い忘れてしまったようなときに、解約返戻金の範囲内で保険料が立て替え払いされる自動振替貸付を利用できる場合もあります。なお、自動振替貸付は立て替え払いをした金額に対して利息が付き、解約した場合は解約返戻金から利息が差し引かれた金額が受け取れます。また、解約返戻金うちの一定額まで貸付を受けられる契約者貸付が利用できるがん保険もありますが、契約者貸付も自動振替貸付と同様に、貸付金と利息分が解約返戻金から差し引かれます。

  • ※ 解約返戻金、満期返戻金が無い保険商品がありますので、詳しくは各保険会社に確認してください。

貯蓄型のデメリット

貯蓄額のデメリットは以下の2つです。

  • ●保険料が高くなる傾向にある
  • ●保障の見直しがしにくい

貯蓄型のがん保険は解約返戻金がある分、保険料は掛け捨て型よりも高い傾向にあります。また、早期に解約をした場合、受け取れる解約返戻金は少なくなる可能性があるため、貯蓄型のがん保険は保障の見直しがしにくい点もデメリットです。

貯蓄型と掛け捨て型のがん保険の違い

掛け捨て型のがん保険は、貯蓄性がない分、貯蓄型のがん保険に比べて保険料がお手頃に設定されています。日々の暮らしや教育費にお金がかかる子育て世代や、住宅ローンの返済をなるべく早めに終えたい人、収入に変動がある人などは、解約返戻金を受け取れることよりも家計の負担軽減を重要視する必要があるため、掛け捨て型のがん保険が向いています。保険料の負担をなるべく抑えたいと思っている人は、掛け捨て型のがん保険から検討してみましょう。

がん保険は終身型と、定期型の2つの種類があります。終身型は一生涯保障が続き加入時の保険料が変わりません。一方、定期型は保険期間が10年や20年と一定であり、保険料はお手頃となる傾向にありますが、更新する際に更新時の年齢で保険料が再計算されます。

終身型と定期型の違いを理解して、自分にライフスタイルにあった、がん保障を選ぶようにしましょう。

終身型のがん保険

終身型のがん保険は、一生涯保障が続きます。がんになるリスクは高齢になるほど上昇するため(※1)、保障が一生涯続く安心感が得られます。一方で、保険料を一生涯払い続ける終身払いを選んだ場合、保険料の払い込みも一生涯続くことになります。保険会社によっては、60歳払済、65歳払済など、一定年齢で支払いが終わる支払い方を選ぶこともでき、老後の負担を軽減させることも可能です。ただし、終身払いに比べ、保険料が高くなることには注意が必要です。

定期型のがん保険

定期型のがん保険は、保険期間を10年間など一定期間に絞っています。終身型と違って、遠い将来の保険料まで支払う必要がないため、終身型のがん保険に比べると、お手頃な保険料で保障が手に入ります。お手頃な保険料で、当面のがんの保障を手に入れたいというときには、定期型のがん保険を選ぶといいでしょう。

ただし、最初の保険期間が過ぎて次に更新するときには、更新時期の年齢で保険料が計算されるため、保険料が今よりも上がります。また、更新時の年齢によっては、更新できない可能性もあることには気をつけましょう。若いうちは定期型のがん保険に加入して更新を続けて家計の負担を軽くしておき、高齢期に入ったら預貯金や退職金を治療費に回すと割り切る考え方もできます。

保険料の負担を抑えられる掛け捨て型のがん保険ですが、保障内容によっても保険料は大きく変わってきます。がん保険の保障を選ぶ第一のポイントは、がん入院給付金とがん診断給付金でしょう。がん入院給付金とがん診断給付金各ポイントをまずはチェックしておきましょう。

がん入院給付金は、日数無制限で支払われるため、長期入院に備えることができます。がん入院給付金をいくらに設定するかで保険料も変わってくるので大事な検討項目になります。

がん診断給付金については、上皮内新生物も支払い対象になるのか、2回目以降のがん診断でも支払われるのかが比較のポイントになります。悪性新生物だけでなく上皮内新生物までカバーされた方が保障は手厚くなりますし、がん診断給付金も複数回支払われた方が保障は手厚くなります。保険料と保障内容のバランスを見ながら選択しましょう。

がんの治療は、主に薬物療法、手術、放射線治療の3種類になります。がんと診断されれば支払われるがん診断給付金があれば、治療に備えられますが、より保障を充実させたいと思ったら、特約を付加して備えましょう。薬物療法、厚生労働大臣が定めた「先進医療」、女性特有のがん治療、通院治療にも備えられる退院後療養などの特約を付ければ手厚く備えられます。

ただし、定期型のがん保険の場合は、付加する特約が多いと保険更新時に保険料も高くなる傾向にあります。更新時に保険料が上がることを避けたい方は、終身型も視野に入れておくと良いでしょう。

掛け捨てのがん保険は、貯蓄型に比べて保険料はお手頃な傾向にあるので、保険料負担を抑えて、大きな保障が得られます。

掛け捨てのがん保険は比較的万人向けではありますが、特に向いているのは以下のような方です。

  • ●若い方
  • ●子育て世代の家計を支える方

若い方におすすめ

若い方はがんに罹患するリスクは低い傾向にありますが、罹患する可能性はゼロとは限りません。また、一般的には若い方は年収が低い傾向にあるため、お手頃な保険料で備えられる掛け捨て型のがん保険がおすすめです。

家計を支える方におすすめ

家計を支える方にも掛け捨て型のがん保険はおすすめです。

例えば家計を支える方ががんで入院した場合、収入が減少するうえ、医療費負担も家計に大きくのしかかる可能性があります。生活費や教育費、住宅ローンなどの並行する支出も多くなりがちなので、がん保険は無理のない保険料がお手頃な傾向にある掛け捨て型を検討しましょう。

ライター

金子 賢司(かねこ けんじ)

ファイナンシャルプランナー

立教大学法学部法学科卒業。
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。現在はファイナンシャルプランナーとして北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。

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※2019年1月1日~2022年1月31日にお申込みをいただいた方のうち、当社からのメール配信を許諾いただいている方へアンケートを実施した結果。
(実施日:2022年3月15日~2022年3月21日、配信数:13,986件、全回答数:1,821件:他社からの乗り換え加入者604件のうち、当該項目における有効回答者数520件)

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