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保険お役立ちコラム

遺された家族が使いやすい「収入保障保険」

公開日:2020/5/15

万が一の時に、遺された家族が年金を毎月受け取れる収入保障保険は、必要な分だけを備えることができる合理的な保険として広まっています。この「収入保障保険」の特徴や注意点について見ていきましょう。

収入保障保険とは

収入保障保険は、保険期間中に死亡・高度障害状態となった場合に保険金が支払われる、定期保険の一種です。保険料は掛け捨てのため貯蓄性は期待できませんが、家計に負担が少ない保険料で大きな保障を備えやすくなっています。

収入保障保険ならではの特徴としては、毎月一定金額ずつ保険金を受け取れるというところにあります。収入保障保険という名の通り、給与や年金のように定期的な収入を保障することができ、遺族年金だけでは不足する可能性がある生活費に備えることができます。まとまった保険金を一括で受け取るよりも、分割で毎月受け取るほうが生活費として使いやすいという遺族にとっては、大きなメリットとなるでしょう。

保険金の受け取り方法としては、給与のように毎月定額で保険金を受け取るほかに、まとまった保険金を一度に受け取る「一括受け取り」も選択することができます。

保険期間は、「〜歳まで」「〜年間」など、所定の選択肢の中から任意に設定することができ、この保険期間が終わるまで定期的に保険金を受け取れます。商品によっては、保険期間満了の直前(例えば1年前)に万が一のことがあっても、そこから5年間、あるいは2年間など一定の期間は年金が受け取れる「年金支払保証期間」を設定できるものもあります。

万が一のことがあった時から保険期間中の残年数分の保険金を受け取るため、亡くなる年齢が遅いほど、最終的に受け取る保険金の総額が減少します。このことから、一般的な定期保険よりも収入保障保険の保険料はお手頃になります。


収入保障保険のメリット・注意点

メリット

保険金を分割して受け取れるため、遺族が計画的に使いやすいというメリットがあります。大きなお金を扱い慣れない遺族にとっては、高額の保険金を計画的に使うのは意外と難しいものです。なかには数年で保険金を使い切ってしまう人や、保険金に手をつけずに生活を続ける人もいますが、それでは、せっかく保険金を遺しても、遺族の役に立っているとはいえません。その点、保険金を分割して定期的に受け取れる収入保障保険は、毎月の生活費だけを長期にわたって渡せるので、遺族が計画的に使える安心感があります。

保険に加入する側にとっても、保険金額を決めやすいというメリットがあります。月々の生活費から遺族年金額や遺族の収入を差し引いた金額が月々の必要保障額となります。その金額を必要な年数分遺せばいいと考えると、必要保障額の計算がしやすくなるでしょう。

注意点

給与のように毎月定額で受け取る保険金には、遺族が計画的に使いやすいというメリットがありますが、お葬式代やお墓の購入費用、子どもの教育費などのまとまった資金については、捻出するのが難しくなります。まとまった保険金が受け取れる定期保険や終身保険などを使って、別途で備えることもあわせて検討しましょう。

収入保障保険は、給与のように毎月定額で保険金を受け取るほかにも、一括受け取りも選択できます。ただし、一括受け取りを選択すると、年金受け取りの総額よりも少ない金額になります。

また、収入保障保険は、定期保険の一種であり、保険料は掛け捨てとなります。貯蓄性は無いため、何事もなく保険期間が過ぎた場合でも満期保険金や解約返戻金はありません。現役時代の万が一に、お手頃な保険料で備えるための保険となりますので、老後資金などは別途用意しておきましょう。


定期保険・就業不能保険との違い

収入保障保険と定期保険の違い

「収入保障保険」は、年々減少するといわれる必要保障額に合わせて、保険金の受取総額が減少していきますが、一般的な「定期保険」は、保険期間中の保障額が一定となっています。そのため、余分な保障をカットできる収入保障保険では、もしもの場合にも合理的に生活費を備えられます。

図表1「収入保障保険と定期保険の比較」

収入保障保険と定期保険の違い

収入保障保険と就業不能保険(所得補償保険)の違い

どちらも保険金・給付金の支払い方が年金タイプ、つまり給与のように定期的に収入を保障できる保険です。違いは、保険金・給付金を受け取れるシーンにあります。
収入保障保険は死亡及び高度障害状態の際に保険金が支払われます。一方で、就業不能保険(所得補償保険)は病気やケガなどで長期間就業できないときに給付金が支払われます。
また、収入保障保険は保険金受取人に配偶者や子どもを指定出ますが、就業不能保険の給付金受取人は契約者本人のみとなっています。
働けなくて収入が途絶えるリスクに備えるという点では、両者は共通しています。亡くなった後のリスクに「収入保障保険」で備える一方で、働けないリスクにも「就業不能保険」で備えておくと、より安心感が増すでしょう。


収入保障保険の選び方

収入保障保険の選び方

収入保障保険を選ぶ人の特徴

収入保障保険が向いているのは、家族のために定期的にお金を遺してあげたい人です。働き盛りの夫であれば、子どもが成長して自立するまでの生活費を遺してあげる必要があります。共働きの家族であれば、夫婦が共に家計を支えているので、夫婦それぞれに死亡保障を備える必要があります。保障が必要なのは収入の稼ぎ手だけではありません。家事や子育て・介護などを家庭内で担っている人に万が一のことがあれば、外部のサービスにお金を払ってその役割を替わってもらうケースも想定されます。そうした費用を確保するという意味でも、収入保障保険は役立てられます。

収入保障保険の選び方

収入保障保険の保険金額を設定するときは、毎月の生活費から万が一のことがあった場合に遺された家族が受け取れる遺族年金の額を差し引いた額を設定し、生存していたら現役で働き続けられる時期までを保険期間とすると、無駄なく備えることができます。ただし、大きな出費(お葬式やお墓代など)への備えをしたい場合は年金タイプの受け取りだと不足してしまうため、一時金で保険金を受け取れる定期保険や終身保険とうまく組み合わせると良いでしょう。

収入保障保険の見積もり時には、「年金支払保証期間」を聞かれます。例えば、年金支払保証期間2年間を選択していた人が、保険期間が終わる6ヶ月前に死亡あるいは高度障害状態になった場合、保険金の支払いは6ヶ月だけで終わらずに、あと1年6ヶ月が延長されて、2年間継続します。このように、保険期間満了日までの期間が年金支払保証期間よりも短い場合、保険期間が満了を迎えた後も毎月年金を受け取ることができる期間を「年金支払保証期間」といいます。


合理性を追求するなら収入保障保険

これから変化するライフステージを見据えて、毎月の生活に必要な金額を、保障が必要な期間、家計にやさしい保険料で備えられる収入保障保険。遺された家族がとても使いやすく、合理的に死亡保障を備えたい人に向いています。

  • ※ 当記事は著者個人の見解・意見によるものです。
  • ※ 当記事の内容は作成日現在公表されている情報や統計データ等に基づき作成しており、将来予告なく変更されることがあります。
  • ※ 当記事を参考にご加入中の生命保険の見直し・解約をされる際には、以下3点にご留意ください。
    • ① 一度解約した生命保険契約はもとには戻らないこと。
    • ② 解約返戻金は解約するタイミングによって、払込保険料の合計額よりも少なくなる場合があること(解約返戻金がない保険商品もあります)。
    • ③ 健康状態によっては新たに保険に加入できなかったり、加入できても保険料の増加や一部の保障が対象外になるなど特別条件付きの契約となる場合もあること。
  • ※ 当社保険商品の詳細につきましては、重要事項説明書/ご契約のしおり・約款を必ずご覧ください。
氏家祥美

■ライター

氏家祥美(うじいえよしみ)

ファイナンシャルプランナー。ハートマネー代表。
お茶の水女子大学大学院修了。
2005年に女性4名でFP会社を設立して実績を積んだのち
2010年よりFP事務所ハートマネー代表となる。
「幸福度の高い家計づくり」をモットーに、
子育て世帯、共働き夫婦の家計相談に豊富な実績を持つ。

www.heart-money.net

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