保険お役立ちコラム

保険料がお手頃な生命保険はどうなの?保険の種類や選び方、加入時の注意点をご紹介

公開日:2023/01/06

※本記事についてのご注意

生命保険の保険料は、家計にとっては固定費となります。長い期間をかけて支払っていくことになるので、必要な保障を備えつつもできるだけ保険料を抑えたいと思うのは当然のことでしょう。生命保険選びのコツと保険料を抑えるためのポイントを解説します。

お手頃な生命保険を選ぶポイントは、掛け捨て型の生命保険を選ぶことや、コストを抑えた保険を選ぶこと、必要な保険を見極めること、できるだけ若いうちに加入すること、保険期間を工夫すること、支払い方法を工夫することなど、さまざまな切り口があります。それぞれのポイントを理解して、複数の方法を組み合わせていきましょう。

掛け捨て型の生命保険を選ぶと保険料は抑えられる

掛け捨て型の生命保険は、貯蓄性のある保険よりも保険料がお手頃になる傾向にあります。掛け捨て型の保険では満期保険金はありませんし、解約時の解約返戻金も無いかあってもごくわずかです。運用のために保険料を預かる必要が無いことから、掛け捨て型の保険では保険料がお手頃に設定されています。

死亡や高度障害に備える死亡保険は、貯蓄性のある終身保険と、掛け捨て型の定期保険や収入保障保険に分けられます。それぞれの保険の特徴や保険料、活用方法について確認しておきましょう。

貯蓄性がある終身保険のメリット・デメリット

終身保険は、保障が一生涯続く死亡保険です。何歳で亡くなっても死亡保険金を受け取れることから、お葬式代や死後の整理費用の備えに向いています。死亡のほかにも、保険会社所定の高度障害状態になった場合に、高度障害保険金を受け取れます。

また、死亡や高度障害となる前に終身保険を解約した場合には、解約返戻金を受け取れるのも特徴です。このように貯蓄性があることは大きなメリットだといえますが、一方で掛け捨て型の定期保険や収入保障保険よりも保険料が高めに設定されている傾向があります。そのため、大きな死亡保障を備えにくいところがデメリットだといえます。

掛け捨て型の定期保険のメリット・デメリット

定期保険は、契約時に定められた保険期間内に死亡もしくは高度障害状態になった場合に、保険金が支払われる死亡保険です。掛け捨て型定期保険のメリットは、保険料がお手頃に設定されていることです。子育て世帯などが保険料を抑えてまとまった死亡保障を備えたいときに適しています。

デメリットは、満期保険金や解約返戻金が無く貯蓄性が無いことや、保険期間が終わってから死亡しても保険金が支払われないため、長期間の保障に備えにくいことが挙げられます。掛け捨て型の定期保険は短期的に備えるものと割り切って、貯蓄や資産運用は別途行うようにしましょう。

なお、収入保障保険は掛け捨て型の定期保険の一種です。保険期間内に死亡したり高度障害の状態になった場合に、保険金を給与や年金のように毎月(毎年)定額ずつ受け取ることができます。一括受取を選ぶこともできますが、定額ずつ受け取る年金形式に比べて受取総額は減少します。

お手頃な生命保険を選ぶには、生命保険会社が事業にかけているコストにも注目しましょう。生命保険料は、年齢や性別ごとの統計に基づく予定死亡率や、保険会社の運用に関する予定利率、保険会社の事業運営費に関する予定事業費率をもとにして算出されています。

このうち保険会社によって差がつくのが予定事業費率です。保険会社の経営には、社員の人件費、オフィスや店舗を構える事務所代、生命保険募集人に支払う手数料、テレビCMやインターネット広告などの広告宣伝費など、さまざまな費用が考慮されています。

インターネットで募集から販売までを行うネットの生命保険では、店舗や人に支払うコストが削減できることから保険料がお手頃になっています。取り扱う保険商品は、インターネット上で誰もが理解しやすいように、掛け捨て型のシンプルな保障内容の商品が多いのも特徴です。店舗で担当者に直接相談ができないぶん、加入前から加入後までお客様サポートセンターやホームページ上のチャットなどを利用して相談できる仕組みが整っています。

一方、店舗や事務所を構える保険会社は、対面で相談をしやすいことや、場合によっては家や会社まで来てもらえたり、掛け捨て型だけでなく貯蓄性の保険の取り扱いもあったりするなど、さまざまなメリットがあります。

それぞれの保険会社の特徴を知ることで、自分に合った保険を選びやすくなるでしょう。

加入したときには十分に説明を受け、保障内容を理解して契約したはずなのに、契約からしばらく経つと自分が加入している保険の保障内容がよく分からないということがあります。

多くの生命保険は主契約と特約から成り立っています。契約の柱となるのが主契約で、主契約だけでは不足する保障を上乗せする形で補うのが特約です。契約の途中で不要な特約を外すことはできますが、主契約を解約すると特約だけを残すといったことはできません。

保障内容がよく分からないという方の例として、主契約にさまざまな特約が付いていて、特約ごとの保障内容や保険料の内訳がはっきりしないといったことが挙げられます。保障内容を理解していなければ、本当に保険が必要になったときに保険金や給付金を正しく請求をすることができません。加入中の生命保険がある方は、保険証券など契約時に受け取った書類を取り出して、その保障の内訳を確認してみましょう。

場合によっては、1つの保険にいくつもの特約を付けて加入するのではなく、主契約として死亡保険、医療保険など加入目的が明確な生命保険の契約を複数もつほうが、保障内容が分かりやすくなります。

生命保険は、男女別・年齢別の死亡率や平均余命をまとめた統計データ「標準生命表(※)」をもとに保険料が設定されています。年齢が若いほど病気や死亡のリスクは低くなるため、そのぶん保険料が低く設定されています。

終身保険や終身医療保険では、加入時の保険料が途中で上がることがありません。定期保険や定期医療保険でも、保険の更新時期を迎えるまでは支払う保険料は変わりません。誕生日を迎える前の1歳でも若いうちに加入したほうが、保険料が抑えられることを覚えておきましょう。

保険期間とは保障が続く期間のことです。保障が一生涯続く終身保険よりも、保険期間を短く区切った定期保険を選ぶようにします。高齢期の保障に備える保険料を含まないため、保険料を抑えることができます。

つまり、医療保険に加入したい方が当面の保険料負担を1円でも抑えたいという場合、終身医療保険ではなく定期医療保険を選ぶほうが保険料を抑えられる可能性があります。しかし、定期医療保険は更新を迎えるたびに保険料が増加するだけでなく、定められた上限年齢に達すると新規加入や更新はできなくなってしまいます。

終身保険や終身医療保険のように保険期間が一生涯続く保険では、複数の支払い方法を選択できる場合があります。保障が続く限り一生涯にわたり保険料の支払いが続く「終身払い」は、1回あたりの保険料の支払いを短期払いよりも抑えられます。ただし、一生涯払い続けることになるため、長生きするほど保障を受ける期間が長くなり、支払う保険料総額も増えていきます。

一方、60歳や65歳のような一定年齢、もしくは10年や20年のような一定期間で保険料の支払いを終える方法を「短期払い」といいます。この場合、1回あたりに支払う保険料は終身払いよりも高くなりますが、短期間で支払いを終えた後は保険料の負担が無くなります。保険料を支払う負担を老後に持ち越さない安心感があるでしょう。

今の保険料をできるだけ抑えて子育てや住宅ローンなどの支払いにお金を回しやすくしたいのか、今は保険料が多少高くなっても老後の保険料負担を軽くしたいのか長期的な視点をもって、支払い方法を選ぶとよいでしょう。

生命保険選びのポイントは、自分にとって必要な保障に優先順位を付けたうえで、優先順位の高いものから備えることにあります。保障を手厚くするほど保険料負担も増していくため、すべてのリスクに対して備えを完璧にするのは難しい場合があります。自分にとって不要な特約は外す判断も必要だといえるでしょう。

複数の保険会社の保険商品を比較することで、似たような保障内容でも保険料がお手頃な保険が見つかることもあります。また、保険期間や保険料の支払い方法を工夫することで、今の自分に必要な保障を備えながらも当面の保険料負担を抑えられる場合もあります。自分に必要な保障と予算に合わせ、比較検討して保険を選びましょう。

ライター

氏家祥美(うじいえよしみ)

ファイナンシャルプランナー。ハートマネー代表。

お茶の水女子大学大学院修了。
2005年に女性4名でFP会社を設立して実績を積んだのち
2010年よりFP事務所ハートマネー代表となる。
「幸福度の高い家計づくり」をモットーに、
子育て世帯、共働き夫婦の家計相談に豊富な実績を持つ。

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