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3大疾病保険の必要性について解説

公開日:2020/5/27

日本人の死因の上位を占めるがん、心筋梗塞、脳卒中を保障する3大疾病保険は、どのような保険でしょうか。3大疾病のそれぞれの特徴を見ながら、3大疾病保険の必要性を考えます。

3大疾病保険の必要性について解説

生命保険における3大疾病とは、がん、心筋梗塞、脳卒中です。この3つの疾病が、日本人の死因の約半分を占めています。まずはそれぞれの病気について解説をしていきます。

図表1「日本人の死因」

大疾病とは

がん(悪性新生物)

がんは、胃がんや乳がんなどのように発生した臓器や部位の名称を付けて呼ばれますが、どこに発生したがんでも主に3つの特徴を持っています。がん細胞は「自律性増殖」をするため、勝手に増殖を続けます。がん細胞が周囲に染み出るように広がり、体のあちこちに飛び火して新しいがん細胞を作っては転移します(「浸潤と転移」)。また、がん細胞が体内の栄養をどんどん奪って体が衰弱していきます(「悪液質」)。

心筋梗塞(心疾患)

心筋梗塞は、心臓で血液の流れが止まり、必要な血液を得られない細胞が死んでしまう病気です。心臓は動き続けるために多くの血液を必要としますが、心臓に血液を送る冠動脈が動脈硬化を起こしていると血管が詰まり、突然心臓発作を起こします。

脳卒中(脳血管疾患)

脳卒中は、脳血管の異常によって脳内の血液循環が急激に悪化し、脳の神経細胞が壊死する病気全般をいいます。脳卒中は、脳の血管が詰まる「脳梗塞」、脳の血管が破れて脳内で出血する「脳出血」、脳の血管にできたこぶが破裂して出血する「くも膜下出血」の3つに大きく分けられます。

3大疾病の治療と治療費

3大疾病の入院日数と患者数

図表2「3大疾病の年齢別平均入院日数」では、厚生労働省「患者調査」より、3大疾病の平均入院日数を示しています。

図表2「3大疾病の年齢別平均入院日数」
全体 0-14歳 15-34歳 35-64歳 65歳以上
がん 17.1日 21.6日 15.9日 13.0日 18.6日
心筋梗塞 19.3日 11.8日 10.0日 9.0日 22.2日
脳卒中 78.2日 12.3日 25.6日 45.6日 86.7日

脳卒中は、がんや心筋梗塞と比べると、入院日数が長期化する傾向があります。その理由は、脳卒中になると脳が一時的に酸素不足、栄養不足となって脳に障害をおこし、身体の機能を低下させるため、リハビリ治療期間が入院日数に含まれること多いからです。

また、脳卒中に比べると入院日数が短いがんですが、退院後も定期的に検査や投薬を受けるなどして長期にわたって通院を続けることになります。また、心筋梗塞では後遺症が残ることも多いので、退院後も継続して通院してリハビリを受けることも想定されます。

厚生労働省が出しているデータから、3大疾病にかかる診療費を図表3にまとめました。あくまでも平均額ではありますが、がんの場合、入院にかかる費用が心筋梗塞や脳卒中に比べて低い傾向がある代わりに、通院など入院外費用が高い傾向があることがわかります。

図表3「3大疾病1件当たりの診療費(入院・入院外)」
疾病分類 入院 入院外
がん 738,750円 55,654円
心筋梗塞 806,143円 15,638円
脳卒中 818,384円 15,195円

図表4「3大疾病の総患者数」は、3大疾病の総患者数を示しています。調査をしたタイミングで、入院をしている人、定期的に通院をしている人を共に含んだ人数です。脳卒中の男女差は見られませんが、がんと心筋梗塞については男性患者の方が多い傾向にあります。

図表4「3大疾病の総患者数」
疾病分類 総患者数 男性患者数 女性患者数
がん 178.2万人 97.0万人 81.2万人
心筋梗塞 173.2万人 96.3万人 77.5万人
脳卒中 111.5万人 55.6万人 55.8万人
3大疾病保険の必要性

3大疾病保険・特約の加入率は増加傾向に

がん、心筋梗塞、脳卒中の3大疾病は、長期入院や、退院後のリハビリや投薬、検査などで治療が長期化しやすい傾向があります。また、現役世代の人の場合はそれまで通りに働けなくなることが多く、収入が減ってしまう可能性もあります。

治療費の捻出と収入減少も考慮して、3大疾病に保険で備えるという選択肢も考えておきましょう。

生命保険文化センター「生活保障に関する調査」によると、3大疾病(特定疾病)に保険(民間の生命保険、JA、共済等を含む)で備えている世帯は、全体の36.1%です。平成13年度の調査では22.0%で、その割合はその後、右肩上がりに増えています。亡くなったときの備えだけでなく、治療して生きていくために保険を利用する人が増えているのでしょう。

図表5「特定疾病保障保険・特定疾病保障特約の加入率」

図表Ⅱ-39 特定疾病保障保険・特定疾病保障特約の加入率

3大疾病(特定疾病)保険とは

3大疾病保険は、特定疾病保険という名称で販売されることもあります。この3大疾病保険に入ると、どのような保障が得られるのでしょうか。

3大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)で所定の状態になったとき、3大疾病保険金が支払われます。この保険金を受け取った時点で、保険契約は終了します。3大疾病保険に加入していたにもかかわらず、3大疾病保険金を受け取ることなく亡くなった場合には、3大疾病保険金と同額の死亡保険金を受け取れます。定期型と終身型があり、終身型の場合には解約返戻金がありますが、いずれの場合も満期保険金はありません。
また、同様の保障を「3大疾病特約」として、3大疾病保険以外の保険に特約として付けることもできます。

日本人の3大死因といわれるがん・心筋梗塞・脳卒中に備えられる3大疾病保険ですが、加入する前に知っておきたい注意点もあります。

がんの場合

がんについては、契約後に初めてがんと診断確定されたときに保険金が支払われます。ただし、上皮内新生物や皮膚がんなど一部のがんが保障の対象から外れることがあるため、保障対象外のがんの有無を確認しておきましょう。また、契約から90日以内にがんの診断を受けても保障の対象とはなりません。保障が開始するまでの期間もあらかじめ確認しておく必要があります。

心筋梗塞の場合

心筋梗塞については、契約後に心筋梗塞になり、医師の診察を受けた時から保険会社が定める所定の期間労働が制限されている状態を支払い条件としている保険会社が多く、所定の期間を60日に設定している保険会社が多いようです。軽い家事などの軽労働や事務作業はできても、それ以上の労働が制限される状態です。

診断されれば支払い対象になるがんと違い、心筋梗塞は診断を受けてもすぐには保険金が支払われないため、しばらくの間の治療費は自分で捻出する必要があることを知っておきましょう。

脳卒中(くも膜下出血・脳出血・脳梗塞)の場合

脳卒中の場合も、診断後すぐには保険金が支払われません。契約後に脳卒中となった場合で、医師の診察を受けた時から所定の期間、言語障害・運動失調・まひなどの後遺症が続いていると医師が診断した場合に、保険金が支払われます。こちらも所定の期間を60日としている保険会社が多くなっています。

入院給付金が支払われないことも

3大疾病保険は、所定の状態になると一時金として3大疾病保険金が支払われます。また、3大疾病保険金を受け取らずに亡くなった場合や高度障害になった場合には、3大疾病保険金と同額が支払われます。ただし、3大疾病で入院や手術を受けても、入院日数に応じた入院給付金や手術給付金などは支払われない保険もあるため、保障内容をよく確認しましょう。

3大疾病への備えは、すでに加入している医療保険やがん保険と保障が重なっている可能性があります。どの部分の保障を一番必要としているか、どの程度の保険料なら負担を感じずに払えるのかなどを考えて選んでみましょう。

また、3大疾病保険と似たものに、がん保険や3大疾病払込免除特約があります。違いを確認しておきましょう。

がん保険

3大疾病のなかでも特にがんに備えたいという場合には、がん保険に加入する選択もあるでしょう。がん保険を選ぶと、心筋梗塞や脳梗塞には備えられませんが、上皮内新生物でもがん診断給付金が支払われるうえ、入院給付金や手術給付金などもあります(保険会社によって保障内容は異なります)。

3大疾病払込免除特約

3大疾病にかかると、退院後も診察やリハビリなど治療が長期にわたったりして、家計に大きな負担がかかることはすでにお伝えしました。こうしたときの家計負担を少しでも軽くする特約に、「3大疾病払込免除特約」があります。
3大疾病払込免除特約は、3大疾病保険以外の保険に特約として付加するもので、3大疾病のいずれかで所定の状態になった場合に以後の保険料支払いが免除されるというものです。保険料を払うことなく保障を続けられるので、家計の負担を軽くすることができます。

3大疾病保険は、心筋梗塞や脳梗塞に対しては給付要件がやや厳しいのが気になるところです。加入するときには給付要件を細部まで確認しましょう。がんに備えたい、3大疾病になったときに家計負担を軽くしたいという場合は、がん保険や3大疾病払込免除特約でニーズを満たせるかもしれません。

  • ※ 当記事は著者個人の見解・意見によるものです。
  • ※ 当記事の内容は作成日現在公表されている情報や統計データ等に基づき作成しており、将来予告なく変更されることがあります。
  • ※ 当記事を参考にご加入中の生命保険の見直し・解約をされる際には、以下3点にご留意ください。
    • ① 一度解約した生命保険契約はもとには戻らないこと。
    • ② 解約返戻金は解約するタイミングによって、払込保険料の合計額よりも少なくなる場合があること(解約返戻金がない保険商品もあります)。
    • ③ 健康状態によっては新たに保険に加入できなかったり、加入できても保険料の増加や一部の保障が対象外になるなど特別条件付きの契約となる場合もあること。
  • ※ 当社保険商品の詳細につきましては、重要事項説明書/ご契約のしおり・約款を必ずご覧ください。

ライター

氏家祥美(うじいえよしみ)

ファイナンシャルプランナー

ハートマネー代表

お茶の水女子大学大学院修了。
2005年に女性4名でFP会社を設立して実績を積んだのち
2010年よりFP事務所ハートマネー代表となる。
「幸福度の高い家計づくり」をモットーに、
子育て世帯、共働き夫婦の家計相談に豊富な実績を持つ。

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