保険お役立ちコラム
大切な人に万が一のことが起こった時のために備えることができる生命保険。加入を検討する際、どんな点に気をつけたらよいのでしょうか?ここでは、保険を契約する際にすべきことや注意点など、申込から契約が成立するまでの流れと確認点について丁寧に解説します。

保険を契約する前の確認事項
保障内容
保険を申込む際は、どんな時、どれだけの保障が得られるのかを理解し、納得したうえで契約することが大事です。必要な保険金額や保障内容は人それぞれで、年齢や家族構成などによって異なります。ご自身の目的に適した保障内容になっているか確認しましょう。
保険料
保険料が適切かを確認します。保険料は高くなるほど保障内容が充実しますが、保険料負担が大きすぎると契約の継続が難しくなる可能性があります。必要な保障内容と保険料のバランスを考えることが大切です。
保険料の支払方法は「月払い」の他に、「半年払い」や「年払い」もあります。「半年払い」や「年払い」の場合はまとめて支払うため割引が適用されることがあり、「月払い」よりも総支払保険料がお手頃になります。ライフスタイルに合わせて、どの支払方法が良いかも検討しましょう。
- ※ 「半年払い」や「年払い」を取り扱っていない保険会社もありますので、詳細は各保険会社に確認しましょう。
保険期間
いつまで保障が継続するかを把握するためには「保険期間」の確認も重要です。終身保険は一生涯保障が継続し、定期保険は保険期間が定まっています。定期保険には更新型と全期型があります。更新型の場合は10年間、15年間などに保険期間が定められており、保険期間が満期になった時、健康状態にかかわらず自動更新することができますが、保険料は更新時点の年齢で再計算されるため同じ保障を継続する場合は保険料が上昇します。全期型の場合は60歳までや65歳までなど所定の年齢まで保険期間が継続するタイプであり、更新はできず、契約期間が終了すると保障が無くなってしまいます。
保険期間だけでなく、実際に保障が始まる責任開始日も確認しましょう。保険の申込みをして保険料を払い込んだだけでは保障は開始されません。申込み、第1回目保険料払込、告知の3つが完了した日が責任開始日(※1)になります。
- ※1 「がん保険」など、契約成立後、責任開始日までに免責期間がある保険もあります。
保険会社から受け取る書類
保険を契約する前に、保険会社から受け取る書類とそれぞれの内容を確認しましょう。これらの資料には、契約に関する重要事項が載っています。不明点などがあれば、契約をする前に保険会社に確認するようにしましょう。
(1)契約概要
保険商品の内容を理解できるように、「商品の仕組み」や「免責事項」など必要な情報が記載されています。
(2)注意喚起情報
契約者が注意すべき点やクーリング・オフの概要、告知義務に関してなど、契約者にとって不利益となることについて記載されています。
(3)保険約款
契約者と保険会社との契約内容や、保険会社が保険金を支払う際の条件など、保険契約に関する取り決めについて記載されています。
(4)ご契約のしおり
契約についての大切な事項、諸手続き、保険内容、保険金のお支払い方法などをわかりやすい言葉で解説しています。
(5)意向確認書
保険を契約しようとする人のニーズと保障内容が合っているかを加入する前に確認するための書類です。
保険契約をする

保険申込みの手続きは、①申込書の提出 ②告知(医師の診査) ③第1回目の保険料の支払い、という流れで行います。紙の申込書や告知書に記載して申込む方法の他、インターネットを利用して、オンラインで申込みが可能な保険もあります。
必要書類
保険契約の際は、保険会社への提出が必要な書類に加え、スムーズに手続きを行うために事前に準備しておいた方がよいものもあります。
(1)提出が必要な書類
・申込書:保険契約者、被保険者、死亡保険金受取人の情報、保障内容などを記入します。
・意向確認書:保険契約者自身が確認し、保障内容が意向に合っているかどうかをチェックします。
・告知書:現在の健康状態などについて、質問事項に対して正しく告知します。
(2)申込み手続きの際に用意しておいた方がいいもの
契約される方名義のクレジットカード、または銀行の預金通帳なども用意しておいた方がいいです。契約者本人の名義であることが必須になります。
(3)本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード など)
運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなど写真付の本人確認書類が必要な場合があります。
(4)健康診断の結果表、お薬手帳
健康状態の告知をする際に参照するため、現在服用中や過去に服用したことのある薬剤名がわかるお薬手帳や、告知の内容によって健康診断結果の提出を求められる場合がありますので用意しておくとよいでしょう。
保険契約の流れ
ここでは、アクサダイレクト生命の保険に加入する際の流れをご紹介します。手続きはオンラインで行うことができます。手続き時間の目安は、約20分から35分(※2)です。
- ※2 アクサダイレクト生命「お申込みの流れ」
https://www.axa-direct-life.co.jp/help/flow/
(1)保険料の試算
アクサダイレクト生命のHPより、保険商品を選択、年齢や性別を入力し、保険料の試算を行います。
(2)情報の入力・確認
契約者の名前、住所や電話番号などの情報を入力し内容を確認します。
(3)申込内容の確認
申込内容を確認し、同意できれば「重要事項説明書(ご契約のしおり・約款)」などを受領して内容を確認します。
(4)告知
被保険者の健康状態など告知事項を入力し、内容を確認します。
(5)保険料の払込方法の選択
クレジットカード、または振替口座を指定し入力します。
(6)申込手続き完了
申込手続きが完了したら、後日送られる契約成立のメールを受け取ります。
- ※ 申込手続き完了後に、本人確認書類や健康診断結果などの書類提出が必要な場合があります。
(7)保険証券の受け取り
契約成立後、自宅住所宛に保険証券が郵送されます。
告知義務について
保険申込みの際に必要なのが告知です。被保険者の現在の健康状態や、既往歴、身長、体重、職業などについて正しく伝える義務があります。被保険者が、故意または重大な過失によって重要な事実を告知しなかったり、事実と異なることを告げたりした場合には「告知義務違反」となり、保険会社によって契約が解除されます。告知内容は保険商品によって異なりますので、随時確認するようにしましょう。
クーリング・オフ制度
クーリング・オフ制度とは、一度申込んだ契約を申込み後に撤回することができる制度です。
アクサダイレクト生命の場合、契約申込みの翌日から8日以内であれば、書面での郵送により契約申込みの撤回、または契約の解除をすることができます。保険料をすでにお支払いいただいている場合、保険料は全額返金されます。申込みの撤回などに関して損害賠償、違約金など請求することはありません。
なお契約において、医師による診査を受けた後、または保険期間が1年以内の契約の場合にはクーリング・オフ制度を適用できないためご注意ください。
クーリング・オフ制度は、保険会社や保険商品によって取り扱い方法に違いがありますので、契約の際に確認するようにしましょう。
契約後のポイント

送られてきた保険証券の確認
保険契約が完了すると、契約内容を具体的に記載した保険証券が送られてきます(※3)。契約者や保険金受取人の名前などの個人情報、保険の種類や保障金額などが、ご自身が契約したものと相違ないか必ず確認しましょう。
- ※3 アクサダイレクト生命の場合は、原則、ご契約成立後の翌営業日に普通郵便にて発送いたします。
定期的な保険の見直し
保険は加入後も定期的に見直す必要があります。特に、結婚、妊娠・出産、子どもの進学、転職など、ライフスタイルが変わるタイミングは必要な保障額や備えたい保障内容、保険金を遺したい人(保険金受取人)に変化が生じる可能性が高いため、保険の見直しを行うようにしましょう。
氏名や住所などが変わった際には連絡を
住所や氏名など登録している情報に変更があるときは保険会社に連絡しましょう。
保険会社からの確認や情報提供、契約内容の確認などをスムーズに行うことができるよう、登録している電話番号やメールアドレス、勤務先などが変わった際も随時連絡するようにしましょう。
保険料の支払いが難しくなったら
まずは契約をしている保険会社に相談しましょう。
保険には払込猶予期間があるため、払込期日内に保険料の支払いができなくてもすぐに契約が無効になることはありません。払込猶予期間内に保険料を払い込むことで、契約を継続することができます(※4)。
また解約返戻金がある保険の場合、猶予期間内に保険料が支払われなければ、自動振替貸付に移行されます。自動振替貸付とは解約返戻金の範囲内で自動的に保険料を立て替えてくれるしくみで、保険を継続することができます。
払込猶予期間に保険料が払い込めない場合、または、自動振替貸付が利用できても振替分の保険料が解約返戻金の範囲を超えてしまった場合、保険契約は失効となります。保険契約が失効すると、契約していた保障のすべてがなくなってしまいます。
「定期的な保険の見直し」でも述べましたが、保険金額を減額したり特約を外したりなど、保障内容を見直すことで保険料負担を軽減できる可能性もあります。保険失効となってしまう前に、ライフスタイルに応じて必要性の高い保障を優先するなどし、保障を継続する方法を考えましょう。
- ※4 月払の場合は「払込期月の翌月の1日から末日まで」、年払・半年払の場合は「払込期月の翌月の1日から翌々月の月単位の契約応当日まで(月単位の応当日がない場合は翌々月の末日まで。ただし、契約応当日が2月、6月、11月の各末日の場合には、それぞれ、4月、8月、1月の各末日まで)」が払込猶予期間となります。
- ※ 参照 公益社団法人 生命保険文化センター「保険料の払込猶予期間と失効」
https://www.jili.or.jp/knows_learns/basic/continuance/lapse.html
保障の受け方(保険金・給付金の受け取り方)
保険金などの支払事由が生じた場合の、アクサダイレクト生命における保険金・給付金の受け取り方を紹介します。
①保険会社(アクサダイレクト生命)へ連絡
被保険者が「亡くなった」「入院や手術した」場合など、保険金を受け取れる事由が起こった時は、保険契約者または保険金の受取人がすみやかに契約者専用ダイヤルに連絡しましょう。
②請求書類の提出
保険会社から保険金請求に必要な書類が届いたら記入・押印し、保険会社から指定された書類(死亡診断書など)と一緒に提出します。アクサダイレクト生命の場合、給付金(病気やケガによる給付金など)の場合はインターネットによる請求が可能です(※5)。
- ※5 インターネットでは請求ができない保険会社もあります。
③保険金・給付金の受け取り
保険会社での支払い可否の審査の後、保険金・給付金の支払いが決定したら指定の口座に振り込まれます。アクサダイレクト生命の場合、書類を受理した日から平均して2日から3日程度で支払われます(※6)。お支払い明細も送付されますので、請求漏れはないか、振り込まれた金額と内容に間違いがないか確認しましょう。
- ※6 平均支払い日数のため、お支払いを保証するものではありません。また、支払いまでの日数は保険会社によって異なりますのでご注意ください。
保険の仕組みを理解して正しく活用しましょう
いざというときにスムーズに保険金や給付金を受け取るためには、保険商品の内容をしっかり理解したうえで、自分の目的に適した保険に加入することが大事です。また、ライフスタイルに合った保障を継続していくためには、定期的な見直しも欠かせません。万が一の際に困ることがないように、保険商品について理解を深め、正しく活用しましょう。
- ※ 当記事は著者個人の見解・意見によるものです。
- ※ 当記事の内容は作成日現在公表されている情報や統計データ等に基づき作成しており、将来予告なく変更されることがあります。
- ※ 当記事で書かれている保険の内容には、アクサダイレクト生命では取り扱いのない商品や手続きがございます。
- ※ 当社保険商品の詳細につきましては、重要事項説明書/ご契約のしおり・約款を必ずご覧ください。
- ※ 当記事を参考にご加入中の生命保険の見直し・解約をされる際には、以下3点にご留意ください。
- ① 一度解約した生命保険契約はもとには戻らないこと。
- ② 解約返戻金は解約するタイミングによって、払込保険料の合計額よりも少なくなる場合があること(解約返戻金がない保険商品もあります)。
- ③ 健康状態によっては新たに保険に加入できなかったり、加入できても保険料の増加や一部の保障が対象外になるなど特別条件付きの契約となる場合もあること。

ライター
合田菜実子(ごうだなみこ)
ファイナンシャルプランナー・キャリアコンサルタント。
Happy Career & FP Support Office 代表。
お茶の水女子大学大学院修了。
2007年CFP ® 資格取得後、講師業・執筆業を中心に業務を始める。2010年にキャリアコンサルタント資格を取得し、
Happy Career & FP Support Office を設立。
「お金」と「キャリア」の両面からサポートできる専門家として活動中している。
大学や高校などにおける「パーソナルファイナンス教育」他、BSジャパン「お金のなる気分」に出演する等メディア経験も多数。
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