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既往症って何?隠すことで生じるリスクは?

公開日:2021/08/04

※本記事についてのご注意

日常生活の中で「既往症」について質問されたり、書類に記載したりした経験はありませんか?なんとなくは知っているけれど、正確にはどういうものが該当するのかわからないと感じている方も多いのではないでしょうか?また、「既往症」について正しく告げない場合、どのようなリスクが生じるのでしょう?ここでは、「既往症」について丁寧に解説します。

既往症とは今までにかかった病気の中で、すでに治癒した病気のことをいいます。それらの病気を列挙して既往歴とも呼ぶこともあります。
一般的に、既往症として問われたときに答える必要があるものとして「病院に定期的に通ったり、ある程度の期間継続して診察や治療を受けたりした病気、手術を受けた病気」などが該当します。
広義にとらえた場合、喘息などのアレルギーの有無、薬による副作用や交通事故、出産経験なども既往症に含めることがあります。

では、どのようなときに「既往症」について記載を求められることがあるのでしょうか?

生命保険に加入するとき

生命保険に加入する際に告知があります。被保険者の健康状態などについて正確に把握し、保険会社が公平に保険契約を引き受ける審査をするために必要で、記載項目の1つとして「既往症」があります。
その他の告知事項としては、告知日、性別、身長や体重、職業の他、現在の健康状態、過去の所定期間内に受けた健康診断の結果、障害や妊娠の有無などがあります。

生命保険に加入すると死亡した場合には死亡保険金、病気やケガで入院したり、手術を受けた場合には入院給付金や手術給付金を受け取ることができます。すでに治癒した病気であっても、保険に加入した後に発症する病気や死亡と因果関係がある可能性があるため、現在の健康状態だけでなく、既往症についても正確に告知する必要があります。

病院で診察を受けるとき

病気になったりケガをしたりして病院で診察を受ける際は、問診票に既往症を記載します。これまでにかかった病気や手術、投薬などの過去の治療内容が、現在の健康状態や病気の発症に影響している可能性があります。医師は受診者の既往症を知ることで、患者の状況についてより理解を深め、今後の治療を行うための手掛かりにすることができます。また、過去の薬による副作用の経験などは、薬を処方する際の重要な情報になります。

「既往症」とは「以前かかったけれど、すでに治った病気のこと」言葉では理解できるけれど、いざ記載を求められた時にどの程度の病気まで書く必要があるのかと迷うことがあるのではないでしょうか?多くの人が日常生活を送る中で何度も経験しているような病気について考えてみましょう。

風邪やインフルエンザは?

一般的に、風邪やインフルエンザなど、一過性の体調不良で後遺症が残る心配のない病気の場合は、既往症として申告する必要はないとされています。突発的に起こる下痢や食あたり、通院する必要ない程度の軽い貧血や生理痛なども記載の必要はありません。ただし、病院で診察を受ける際、これらの病気などが完治していても、現在の病状と関連があると考えられる場合は、問診票に記載した方が良い場合があります。

骨折は?

骨折などのケガの場合はどのように考えればよいのでしょうか?前述した通り、既往症とは「すでに治癒しているけれど病院に定期的に通ったり、ある程度の期間継続して診察や治療を受けた病気」ですので、骨折の場合も、継続的に通院治療を受けたり、手術を受けた場合は既往症に該当します。完治したと思っていても、潜在的に機能障害が残っており、加齢とともに数年後に症状が出る可能性もあります。

現在も治療を続けている病気は?

既往症と混同しやすい言葉として「現病歴」があります。「現病歴」とは「現在かかっている病気」のことをいいます。既往症と同様に、風邪などの一過性の体調不良は該当せず、定期的、継続的に診察や治療を「現在」も受けている病気が該当します。糖尿病や高血圧症など、過去に発症し、現在も継続して治療を受けている場合は「既往症」ではなく「現病歴」という扱いとなります。

「既往症」について問われたときに、事実を告げなかったらどうなるのでしょうか?既往症を隠すリスクについて考えてみましょう。

生命保険の場合、既往症を隠すと告知義務違反になる

生命保険に加入する際、保険契約者や被保険者は、告知書に既往症を含む健康状態などについて正しく告知しなければなりません。これを「告知義務」といいます。「過去5年間に医師から受けた診察や治療、投薬歴」など、求められる既往症の内容は保険商品によって異なる場合がありますが、所定の質問項目に対して事実を記載します。

既往症について事実を記載しなかったり、事実と異なることを告げた場合は「告知義務違反」となり、保険契約が解除されたり、万が一の際の保険金や、病気で入院したときの給付金が受けとれなかったりする可能性があります。

病院で既往症を伝えなかった場合、診断に影響する可能性がある

病院で診察を受ける際も、既往症について問診票に正しく記載する必要があります。既往症はその後の治療の手掛かりになるものです。既往症を意図的に隠したり正しく伝えなかった場合、既往症について正しく伝えた場合と比べて診断に時間を要したり、適切な診断につながりにくくなったりする可能性があります。

過去に薬による副作用があった場合も診断前に伝えることが大事です。薬の副作用の症状は人それぞれ異なります。既往症を伝えないことで、副作用が生じる可能性がある薬を再度処方される可能性も考えられます。

就職時に既往症を伝えなかったことで、入社後に問題が起こる可能性がある

就職や転職をする際、履歴書の健康状態欄に、業務に支障きたす可能性がある既往症を書かなかったり、業務に支障があるにもかかわらず「良好」と偽って書いたりした場合、入社後に問題になる可能性があります。

例えば、「既往症の検査で、月に2回勤務時間中に通院が必要であること」を事前に伝えていなかった場合、どのようなことが起こりうるでしょうか?一般的に、会社員などの場合は有給休暇がありますが、企業や職場によっては自由に休暇を取りにくい可能性もあります。シフト制の場合などは同僚の就業時間との調整が必要ですし、休むことによって周りの人の仕事の負担が増えたり、業務がスムーズに行えなくなったりする可能性もあります。
入社する前の段階で伝えておくことで、周囲からのフォローが受けやすくなります。

既往症とは何か、記載が必要なシーン、既往症を隠すリスク、についてみてきました。既往症はすでに治った病気ではありますが、間違った認識から誤った告知をしてしまうと、保障が受けられなくなる可能性があります。既往症について理解し、問われた場合に正しく答えられるようにしましょう。

ライター

合田菜実子(ごうだなみこ)

ファイナンシャルプランナー・キャリアコンサルタント。

Happy Career & FP Support Office 代表。

お茶の水女子大学大学院修了。
2007年CFP ® 資格取得後、講師業・執筆業を中心に業務を始める。2010年にキャリアコンサルタント資格を取得し、
Happy Career & FP Support Office を設立。
「お金」と「キャリア」の両面からサポートできる専門家として活動中している。
大学や高校などにおける「パーソナルファイナンス教育」他、BSジャパン「お金のなる気分」に出演する等メディア経験も多数。

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