遺族年金の目安
遺族年金の種類
遺族年金の種類
公的年金制度には、日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入する国民年金と、会社員・公務員などが加入する厚生年金の2つがあります。厚生年金は国民年金に上乗せして管理・運営されています。
それぞれの給付には「老齢年金」、「障害年金」に加え、加入者に万一のことがあった際に遺族に支払われる「遺族年金」があります。国民年金の加入者には「遺族基礎年金」が、厚生年金の加入者には「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」が支給されます。
遺族基礎年金とは
遺族基礎年金とは
国民年金や厚生年金に加入している人、または老齢基礎年金の受給要件を満たした人(一般的には65歳以上の方)に、万一のことがあった際に18歳到達年度未前の子(1、2級の障害のある場合は20歳未満)がいる場合、死亡した人に生計を維持されていた子のある配偶者または子に支給されます(配偶者と子1人の場合、受給年額は1,001,600円)。
遺族厚生年金とは
厚生年金に加入している人や、老齢厚生年金の受給要件を満たした人に万一のことがあった際に、配偶者または18歳到達年度未前の子(1、2級の障害のある場合は20歳未満)に支給されます。
- ※実際には、その方によって生計を維持されていた遺族(①配偶者または子、②父母、③孫、④祖父母の中で優先順位の高い方)に支給されます。夫、父母、祖父母が受け取る場合は55歳以上であることが条件ですが、支給開始は60歳からです。
- ※30歳未満であって子のない妻は5年間の有期支給となります。
遺族年金支給月額
[遺族基礎年金+遺族厚生年金]
あなたのご職業:会社員 [遺族基礎年金+遺族厚生年金] |
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平均標準 報酬月額 |
厚生年金加入の家族が毎月給付される額 | |||
配偶者のみ | 配偶者 + 子1人 | 配偶者 + 子2人 | 配偶者 + 子3人 | |
20万円 | 20,554円 | 104,020円 | 122,670円 | 128,887円 |
30万円 | 30,831円 | 114,297円 | 132,947円 | 139,164円 |
40万円 | 41,108円 | 124,574円 | 143,224円 | 149,441円 |
50万円 | 51,384円 | 134,851円 | 153,501円 | 159,718円 |
60万円 | 61,661円 | 145,128円 | 163,778円 | 169,995円 |
[遺族基礎年金]
あなたのご職業:自営業 [遺族基礎年金] |
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平均標準 報酬月額 |
厚生年金加入の家族が毎月給付される額 | |||
配偶者のみ | 配偶者 + 子1人 | 配偶者 + 子2人 | 配偶者 + 子3人 | |
20万円 | 0円 | 83,467円 | 102,117円 | 108,333円 |
30万円 | 0円 | 83,467円 | 102,117円 | 108,333円 |
40万円 | 0円 | 83,467円 | 102,117円 | 108,333円 |
50万円 | 0円 | 83,467円 | 102,117円 | 108,333円 |
60万円 | 0円 | 83,467円 | 102,117円 | 108,333円 |
本表で用いている
遺族厚生年金の計算式
本計算では厚生年金への加入期間を300月(25年)とし、2003年3月までの加入期間に対する計算式は用いず、2003年4月以降の加入期間に対する計算式のみで算出しています。
- ※ 厚生年金加入期間が300月(25年)未満の場合は、300月とみなして計算されます。
{(平均標準報酬月額×7.125/1,000×2003年3月までの加入月数)
+(平均標準報酬月額×5.481/1,000×2003年4月以降の加入月数)}×3/4
ご注意事項
- ○ 一定の条件のもとに算出した支給額であり、実際の支給額を約束するものではありません。
- ○ 本表の遺族年金額は、2022年12月現在の公的年金制度を基に計算しています。
- ○ 遺族年金の詳細は、日本年金機構ホームページをご参照ください。