保険お役立ちコラム
もうじき定年を迎え、まとまった額の退職金が手に入る予定の方の場合、「これから年金生活になるため手持ちの預貯金や退職金を上手に運用したい、これまで加入してきた保険も見直して老後に向けた保障に切り替えたい」と考える人は少なくないでしょう。そのような悩みを持つ定年間近な人のために、ここでは「定年後の保険」について考えてみることにしましょう。
退職金はどう使い、どう貯める?
定年で入ってきた退職金、あなたはどのように運用しますか?
バランスの取れた「ポートフォリオ」(資産配分)を作るため、次のような金融商品を上手に組み合わせて利用するのではないでしょうか。
・預貯金
・国債
・貯蓄性のある保険
・株式*
・投資信託*
・外貨投資*
「貯蓄性のある保険」も加えてありますが、これは、解約時に解約返戻金が支払われるタイプの保険であれば、条件によっては払い込んだ保険料より多くの解約返戻金を受け取れる場合もあるためです。
あるいは、住宅ローンなど各種ローンの残債等がある場合は、その返済に充てるのもひとつの方法です。
・住宅ローン
・教育ローン
・マイカーローン ほか
退職金で入ってきたお金のうち、ローン返済を差し引いて残った分の運用を考えましょう。先ほどの金融商品のリストで*をつけてありますが、リスクのある商品にまわすのは、「5年以上使わない資金の3割以内」に抑えておきましょう。今後5年以内に何のためにどれくらい資金が必要なのか、しっかりチェックしたうえでポートフォリオを組むことが大切です。
今後仕事をするのかどうかにもよりますが、5年以内に生活費として使う予定の資金は、できるだけ流動性の高い預貯金などにしておきましょう。その際は翌年に請求される住民税の分なども確保しておくことをお忘れなく!
退職金が入ったら、今後のリスクを想定した保険の見直しを!
退職金が入るときは、大部分の方が老後を意識するタイミングであると思います。
このタイミングは、セカンドライフに向けて保険の見直しを行う絶好のタイミングでもあります。次のようなポイントで見直してみてはいかがでしょうか。
・高額の死亡保障よりも、医療保障やがん保障、3大疾病保障の充実を
・お子さんが独立していれば、死亡保障は葬儀費用+残された妻の生活費程度に縮小を
・相続税がかかる場合は、保険による対策も考慮して <参照:コラム9>
・医療保障、がん保障、3大疾病保障はできるだけ終身型で
前項で、退職金の運用について触れましたが、順番としては、こうした資産を「守る」ための保険の見直しを先に行うことが大切です。そのうえで、ローン返済額や生活資金を差し引いて、リスク性の高い商品にまわせる配分を見極めるといいでしょう。
まとめ…退職金ですぐに投資を始めてはいけない
定年退職後に大きなお金が入ってくると、なかにはハイリスク=ハイリターンの投資に挑戦してみたくなる人もいるでしょう。しかし、こうした投資を始める前にやることがあります。ローンを返済する、保険を見直す、5年以内に使う資金を洗い出す……リスクのある商品による運用は、そのうえで残った資金の3割以内に抑えることが大切です。しかも、NISA(少額投資非課税制度)などを活用して税金面でのメリットも享受しつつ、できるだけ小口で始めることです。投資はうまくいくばかりではないことを念頭に置き、よく研究してからするようにしましょう。
攻めの運用を考える前に、まずは保険による守りを固めておきたいものです。
- ※ 当記事は著者個人の見解・意見によるものです。
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- ※ 当記事で書かれている保険の内容には、アクサのネット完結保険では取り扱いのない商品や手続きがございます。
- ※ アクサのネット完結保険の保険商品の詳細につきましては、重要事項説明書/ご契約のしおり・約款を必ずご覧ください。
- ※ 当記事を参考にご加入中の生命保険の見直し・解約をされる際には、以下3点にご留意ください。
- ① 一度解約した生命保険契約はもとには戻らないこと。
- ② 解約返戻金は解約するタイミングによって、払込保険料の合計額よりも少なくなる場合があること(解約返戻金がない保険商品もあります)。
- ③ 健康状態によっては新たに保険に加入できなかったり、加入できても保険料の増加や一部の保障が対象外になるなど特別条件付きの契約となる場合もあること。
- ※ 個別の税務等の詳細については税務署や税理士等、専門家にご確認ください。
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