保険お役立ちコラム
保険はいつでも誰でも入れるものではないからこそ、20代のうちから備えたいものです。お財布の負担を抑えながら、必要な保険に最適なタイミングで加入するコツをお伝えします。

20代で生命保険に加入する必要性
20代は生命保険の加入が不要と言われる理由
健康や体力に自信がある20代の人にとっては、生命保険はある意味、無縁の存在かもしれません。図表1のグラフから亡くなる人の割合を見ても、中高年に比べて20代は少なく、病気や死亡についてじっくりと考える機会はあまりないでしょう。
図表1「人口千人当たりの死亡者数と平均余命」
(単位:人/千人)

- ※ 参照 生命保険文化センター「人口千人当たりの死亡者数と平均余命」
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/provision/2.html
また、公的医療保険制度には、高額療養費制度があるため、入院時の自己負担についてもある程度抑えられます。そのため、自己負担部分については貯蓄を取り崩せば何とかなる、という考えもあると思います。
20代の生命保険の必要性
しかし、生命保険はまだ必要ないと結論づけるのは、まだ早いかもしれません。「保険はいつでも入れるもの」というイメージをお持ちの方もいると思いますが、実は誰もがいつでも保険に入れるわけではないのです。
例えば、既往歴がある場合や、通院を始めてからでは、加入できる保険が少なくなります。加入できたとしても、いま患っている病気やその体の部分が、一定期間保障の対象から外れるなど、条件付きでの加入となることがあります。妊娠についても同様で、妊娠がわかってからでは保険に入りにくくなりますし、加入できたとしても妊娠は保障の対象外とされるケースが多いのです。
最近は、告知項目を少なくして保険に入りやすくした「引受基準緩和型」の医療保険や生命保険も各社から販売されています。こうした保険を選べば、既往歴がある場合や健康に不安がある人でも、保険に入りやすくなります。ただし、こうした保険は一般的な保険よりも入りやすい分、保険料が高くなる傾向にあることも知っておきましょう。
20代だと、生命保険の必要性は感じつつも、保険料の負担から保険への加入を先延ばしにしている人もいると思います。しかし、経済的に余裕がない人ほど、病気やケガによる入院・通院が、経済的に大きなダメージとなります。貯蓄と保険を上手に組み合わせて、リスクに備えておきましょう。

自分に適した生命保険に加入するためのポイント
20代なら1,000円以下で入れる保険がいろいろある
保険料として、どのくらいの金額なら無理なく支払えるでしょうか。実は20代であれば、ひと月1,000円以下の保険料で入れる保険もあります。1,000円でおつりがくる程度の保険料なら、加入の検討もしやすくなるのではないでしょうか。
病気やケガなどにあってから後悔しても遅いので、健康である今のうちから検討しておきましょう。
日常の生活ではほとんど必要性を感じない保険だからこそ、家計の負担にならない程度の保険料で備えておきたいもの。保険は必要な保障を見極めて、保障内容に対して保険料がお手頃な保険を複数社で比較して選ぶことになります。
インターネットやスマホに慣れた20代であれば、スマホで申込みまで完結できるネット生命保険が向いています。
アクサダイレクト生命の保険商品を例に、月額保険料を算出してみました。
保険の種類 | 月額保険料 |
---|---|
アクサダイレクトの終身医療 最安プラン 保険期間・保険料払込期間:終身、入院給付金日額5,000円、Ⅱ型(入院のみを保障)の場合 |
740円 |
アクサダイレクトのがん定期 最安プラン 保険期間・保険料払込期間:10年、がん入院給付金日額1万円の場合 |
570円 |
アクサダイレクトの定期保険2 最安プラン 保険期間・保険料払込期間:10年、保険金額500万円の場合 |
585円 |
- ※1 2020年11月2日現在の保険料で算出
ここに挙げた保険商品以外にも、お手頃に入れる保険はいろいろあります。お見積もりはいつでもどこでも、スマホですぐにできますから、今のライフスタイルに合った保険のお見積もりをしてみましょう。

20代の生命保険の選び方(20代におすすめの保険)
独身
20代で独身の時から加入しておきたい保険は、医療保険です。家族のために備える死亡保険と違って、医療保険は自分のために加入する保険です。病気やケガで入院した場合、貯蓄がまだあまりない世代にとっては、医療費の支払いは経済的なダメージとなります。
前述したとおり、保険は病気が見つかってからでは加入しにくくなります。加入を後回しにしていて、結婚が決まったり、子どもができたりした時に保険に入れていないと困ってしまいます。既婚・未婚にかかわらず必要な医療保険には、早い段階で加入しておくといいでしょう。
また、治療の経済的ダメージに備えるという意味では、がん保険もあります。がん終身なら保険料が途中で上がる心配なく一生涯がんに備えることができますし、保険期間を10年間に抑えたがん定期なら、当面の保険料負担を抑えながらがんに備えられます。
結婚
結婚は、保険や今後の暮らしを考える良いきっかけになります。まだ医療保険に加入していない人は、この段階で加入を検討してみましょう。特に女性は、妊娠すると切迫早産・切迫流産・妊娠時高血圧症候群などで妊娠時特有の入院リスクが高まりますし、出産においても帝王切開等で手術を受ける可能性が高まります。妊娠する前から医療保険を備えておくことがとても重要になります。
結婚を機に考える保険としては、医療保険の他に死亡保険があります。子どもがいない共働き夫婦でしたら、それほど大きな死亡保障は必要ありませんが、お葬式代などの費用として、家計の負担にならない程度の金額を備えておくのもお互いへの思いやりではないでしょうか。
また、子どものいない夫婦は、どちらかが亡くなっても国の遺族基礎年金が配偶者に支払われません。同じく遺族厚生年金も、30歳未満の配偶者に対しては、5年間しか支払われません。こうした制度についても、よく理解したうえで、保障を備えておきたいものです。
- ※ 日本年金機構「遺族基礎年金」
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-yoken/20150401-04.html - ※ 日本年金機構「遺族厚生年金」
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-yoken/20150424.html
子ども持ち
子どもがいる家族は、夫婦の医療保険はもちろん、死亡保障を目的とする生命保険にも加入しておく必要があるでしょう。
子どもが成長するまでの家族の生活費への備えとしては、収入保障保険が向いています。毎月一定額ずつ保険金が支払われる保険のため、生活費として遺族が使いやすいという利点があり、また、保険期間内でも亡くなる時期が遅くなるほど保険金の支払総額が少なくなる収入保障保険は、保険期間内に亡くなると定額の保険金を支払う定期保険よりも、保険料が抑えられるという特徴があります。こうした理由から、収入保障保険は遺族の生活保障に向いた保険となっています。
また、最近注目されている保険が、「就業不能保険」です。病気やケガの治療等で、長期にわたって働けなくなることがありますが、その期間の収入減少に備える保険です。治療費は医療保険で備え、収入減少に対しては就業不能保険で備えるように、保険を使い分ける人が増えています。このほか、お葬式代については定期保険や終身保険、子どもの教育費については学資保険などで備えておきましょう。
独身でも20代はまずは医療保険から加入しておきましょう
医療保険は独身・既婚にかかわらず必要です。そして、ライフスタイルの変化に合わせて、定期保険や収入保障保険、就業不能保険なども検討していくといいでしょう。
- ※ 当記事は著者個人の見解・意見によるものです。
- ※ 当記事の内容は作成日現在公表されている情報や統計データ等に基づき作成しており、将来予告なく変更されることがあります。
- ※ 当記事で書かれている保険の内容には、アクサダイレクト生命では取り扱いのない商品や手続きがございます。
- ※ 当社保険商品の詳細につきましては、重要事項説明書/ご契約のしおり・約款を必ずご覧ください。
- ※ 当記事を参考にご加入中の生命保険の見直し・解約をされる際には、以下3点にご留意ください。
- ① 一度解約した生命保険契約はもとには戻らないこと。
- ② 解約返戻金は解約するタイミングによって、払込保険料の合計額よりも少なくなる場合があること(解約返戻金がない保険商品もあります)。
- ③ 健康状態によっては新たに保険に加入できなかったり、加入できても保険料の増加や一部の保障が対象外になるなど特別条件付きの契約となる場合もあること。

ライター
氏家祥美(うじいえよしみ)
ファイナンシャルプランナー
ハートマネー代表
お茶の水女子大学大学院修了。
2005年に女性4名でFP会社を設立して実績を積んだのち
2010年よりFP事務所ハートマネー代表となる。
「幸福度の高い家計づくり」をモットーに、
子育て世帯、共働き夫婦の家計相談に豊富な実績を持つ。
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